経営相談事例集

1日患者数を伸ばそう

自分が経営するクリニックに、
朝から晩まで、次々と来院があって繁盛していて、
利益がどんどん上がっていく!

先生方の儲けも大きくなって、
ロケーションの良い場所に、大きな一軒家。

はたまた都会のど真ん中の、
タワーマンションの最上階にゆったり住む。

歯科医師がそうした儲かる職業であるべき!
そう本気で思っています。

そのためにも、患者さんに、
どんどん来てもらわなければいけません。

保険診療を考えた場合、来院予約が、
各時間帯にまんべんなく入っている状態。

そうなっていれば、非常に効率的ですね。

そう考えると、歯科医師の数、ユニットの数、
予約の取り方に工夫する。

この3つを考えていくしかありません。

まず、歯科医師の数ですが、
診療時間が一定時間かかることを考えれば、
患者数は制約がかかってきます。

1人あたりどんなに回しても、
30~40人が限界でしょう。

集患がある程度うまくいっているのなら、
歯科医師数を増やして、いつでも患者さんを、
迎え入れられるようにしておかなければ、
売上は絶対に増えていきません。

ユニット数も同じですね。

歯科医師1人で2~3台増設して、
1日患者数を増やしていく。

ユニット1台あたりで、
1日10人と考えましょう。

そうやって、歯科医師、ユニットを増やして、
売上をどんどん上げていく。

そうした上で、患者さんを、
ひとつの時間になるべく固めないように、
予約の取り方を、気を付けていきたいところです。

例えば、午後5時以降に予約が集中する場合、
この場合、仕事帰りに通いたいという方でしょう。

5時以降に予約がすでにたくさん入っている場合、
まずは、時間をずらせないか?
その次に、曜日をずらせないか?

それ以外の場合は、営業時間の延長、診療日を増やす、
非常勤歯科医師を採用するなど、運用面を改善していきます。

次に、特定の曜日に予約が集中する場合です。

患者さんは予約を忘れないようにするためにも、
同じ曜日にしたがる傾向があると思います。

そうした場合でも、違う曜日にずらせないか、
少しでも集中しているのを分散していきたいところです。

さらに、最終予約がなかなか入らない場合。

これは原因をスタッフと話し合って、
探っていくしかないですね。

スタッフが早く帰りたいがために、
最終予約が入りにくいように、
誘導しているケースがあると聞いたことがあります。

この場合、スタッフの勤務体制に、
無理が生じている可能性もありますね。

今のスタッフは無理をさせ続ければ、
大量に辞められることもありますから、
そのあたりは気を配る必要があると思います。

最後に、キャンセルがやたら多い場合。

周辺に、新しく他クリニックができたとか、
コミュニケーション不足などが考えられます。

要はクリニックに通うこと、治療することの
優先度が下がっているということです。

そこは患者さんとしっかりコミュニケーションをとって、
満足度が下がらないようにしていかないといけませんね。

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