経営相談事例集

開業するとき、賃貸か所有か?

開業するときに、店舗を借りるか、
その場所を買ってしまって、好きに使えるようにするか?

これが最初の悩みどころかと思います。

考え方として、①立地、②資金計画、③資産形成、
の3つで考えていきたいと思います。

① 立地ですが、都会か郊外かという問題があります。
郊外の方が、患者さんが多くいるかもしれません。

ただし、今後長い目でみたら、
地方都市は人口減少という問題もあります。

でも、先生方にとっても生活圏もありますし、
あまり気にしない方がいいと思います。

どこにいても生存競争に勝ち残らないといけないのに、
変わりはありませんから。

まず都会ですが、やはり物件価格が、
買うにしろ、借りるにしろ高いです。

都会の場合、開業に適した場所があったとしても、
その場所を買える人は少ないと思います。
したがって、大多数の方は賃貸で借りるしかないですね。

歯科医院の経営を軌道に乗せるためにも、
開業場所はかなり重要な要素ですから、
致し方ないかと思います。

しかし、価格が安かったり、広い土地や
大通りに面した場所が確保できる場合は、
買ってみるのも良いかもしれません。

また、郊外での開業の場合は、
駐車場をたくさん確保する必要もあるでしょうから、
広い土地が必要となりますので、

次に、②資金計画から考えてみましょう。

最初は、開業場所を借りるケースが多いと思いますが、
長期的視点に立てば、土地を購入することも、
十分に検討に値すると思います。

また、自己資金がどのくらいあるかによっても、
変わってきますね。

ただ、どちらにしても、開業当初は
お金がいくらあっても足りないくらいかかります。

融資も含めて、資金計画をしっかり立てて、
絶対に成功すると確信が持てる開業場所を確保したいですね。

最後に③資産形成から考えていきたいのですが、
将来的に、資産として持っていたいということなら、
最初から土地なり区分所有なりで買うのもアリだと思います。

経営が安定してくると、不動産を持ちたいという
先生方も多いと思いますし、
私もそう思っています。

ただし、日本は人口減少が進んでいきますので、
資産になるどころか、邪魔になるケースもありますので、
特にロケーションにはこだわって取得しないといけませんね。

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