経営相談事例集

新規開業時の自由診療

現在、歯科医院の収入は、保険収入が多くを占めており、
それに自由診療が少しプラスされるという先生方が、
一般的ではないでしょうか。

ただ、この辺りは、先生の経営方針によるでしょうね。
中には、自由診療のみの方もいらっしゃいますしね。

一般的には、保険収入を安定させてから、
徐々に自由診療を増やしていくというのが王道でしょうか。

ただ、開院した地域によっては、
初めから自由診療が多いという地域もあるでしょうし、
どんな経営方針を持っているかによるでしょうね。

しかし、基本的に、選択するのは患者さんですから、
どういう状態で、どういう治療をしていくか、
コンサルタントの役割を果たしていかないといけませんね。

なかには自由診療を嫌がる患者さんもいらっしゃいますし、
きれいに仕上がるのならという方もいらっしゃいます。

その際に、経営方針がはっきりしていれば、
自由診療に導くのか、保険収入を伸ばしていくのか、
両方を併用していくのか、その判断がブレなくなります。

開業してすぐだから、自由診療は難しいかというと、
そうは言い切れないと思っています。

患者さんとの信頼関係ができているのか、
その治療が本当に適しているのか、
そちらの方が大事だと思います。

新規開業時はただ単に、お客様の絶対数が少ないから、
自由診療が少ないだけで、実績があがっているクリニックは、
たくさんあります。

私のクリニックでも、自由診療につなげる努力を続けています。
開業時は、全収入のうちの30%くらいを目指していました。

自由診療をメインに据えようにしているのなら、
もっと大きなパーセンテージを目指すべきだと思います。

その場合は、自由診療に特化していることを、
広告やホームページでしっかりアピールしないといけませんね。

そうすれば、徐々に、ここのクリニックは、
他とは違うのだなと思ってもらえるでしょう。

他のクリニックとの差別化も図れるでしょうし。

私はどうしてるの?との質問を受けるのですが、
私のクリニックでは、経営を安定させるため、
取れる収入は、貪欲にすべて取ろうとしてきたので、
保険収入も自由診療も併用しています。

その辺りも、それぞれの経営方針によりますね。

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