開業して順調に、売上そして患者数が増えてきたら、
法人化したいという先生方も多いのではないでしょうか。
一般的に、法人化した方が信頼度が上がりますし、
節税の幅が広がる傾向がありますし、
経営者として一人前になった感じも得られますね。
税務上のメリットはなんといっても、
個人事業の場合は、所得税であったものが、
先生方の所得は、給与となり、
その分、給与所得控除が受けられる上に、
税率の低い法人税となることですね。
所得税は上がって、法人税は下がる傾向がありますので、
売上水準が上がっていけば、法人化は考えたいところです。
ただし、スタッフの給与とともに、
厚生年金保険料の折半など、
費用が増えるケースもあります。
一般的に、月の診療収入500万円以上になると、
法人化を検討すると良いといわれますが、
クリニックごとに状況も違ってくるかと思いますので、
そのあたりは税理士と相談しながら、
決めていく必要がありますね。
その他、医療法人制度改革など、
法律はよく改正されます。
そうした情報収集も大切になってきますね。