経営相談事例集

スタッフ数(患者数・ユニット数との関係)について

われわれ歯科医師は、独立すれば経営者ですから、
売上と仕事をいかに回していくかを考えて、
適材適所にスタッフを配置していかなければなりません。

開業時は、ユニット2・3台ほどで開業するでしょうから、
スタッフなしでも、何とかやっていけるかもしれません。

しかし、適切に広告費を使って集患していけば、
自然と患者さんは増えていくはずですから、
1人ではとても回せなくなる時がきます。

それに、患者さんから見ても、先生1人のクリニックよりも、
スタッフさんもそれなりの人数がいて、
きびきび働いていて、活気があるクリニックの方が、
良い印象を与えるに違いありません。

先生には言いづらいけど、あのスタッフさんとは話しやすい。
そういったこともあるでしょう。

ですので、最初から、最低でも1人は、
スタッフを雇って始められる方が良いと思います。
先生方の負担も減らすことができますし。

スタッフ数ですが、1日平均15人の来院数なら、
スタッフ2人でも回せるかもしれません。

診療と受付の掛け持ちになるでしょうから、
スタッフの負担が大きくはなりますが。

そして、1日平均30人になると、
スタッフは3人はいるのではないでしょうか。

30人ともなると、受付と診療の掛け持ちは、
もうしんどくなっているはずです。

ですので、受付は専門で、
パートを雇うなどした方がいいと思います。

ユニット数との関係ですが、基本1ユニット1人、
スタッフを付けた方がいいと思います。

このユニットはあなたの担当ね!とした方が、
スタッフも仕事に張り合いを感じてくれるように思います。

どちらにしろ、スタッフの仕事を、
明確に指示してあげるのが、経営者の仕事になります。

ただ、規模拡大していく中で、
順調に伸びていけば良いのですが、

来院数が停滞することもあるでしょうし、
時間帯・曜日によってムラが出ることもありえます。

したがって、少しずつ規模を大きくしていくことが基本ですので、
最初は忙しい時間帯・曜日にパートを採用していくなど、
工夫すると良いですね。

どちらに転んでも対応できる状態にしておけば、
医院経営において慌てることが少ないと思います。

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