これも悩む問題ですね。
診療所面積、ユニット台数は、収入規模に直結しますし、
開業資金にも関係してきます。
これに待合室も、ゆったりした空間を取る必要もあります。
本当に歯科医院って、場所が広くないといけないし、
配管だなんだと初期費用が掛かりすぎますよね。
まぁ、愚痴を言っても仕方ないので、
開業する際の以下について考えたいと思います。
① 診療所面積
② ユニット配管
③ 待合室
① 診療所面積の目安ですが、
大体25坪(82.5㎡)くらいは、
必要かなと思っています。
診療所面積はユニット台数や、
待合室の広さから考えていくと思いますが、
将来の収入規模を考慮する必要もありますね。
ただし、賃貸の場合は、
拡張性に制限がありますので、
物件を選ぶ際に、注意が必要です。
② ユニット配管
開業当初の計画と、実際の医院運営はどうしても違ってきますが、
ユニット台数だけは容易に変更ができませんので、
余裕を持って、配管設備を検討していく必要があります。
私は開業当初想定しているユニット数+1台
の準備をオススメしています。
何事も余裕を持っておけば、拡張したいときに便利です。
ですので、想定してるよりも少し広めをオススメしています。
③ 待合室は空間に余裕をもって
われわれ歯科医院は、予約診療をしていますので、
待合室では、約2倍のお客様が順番を待っています。
その前提で考えると、待合室は広めに取りたいものです。
お客様にとって順番を待つのは苦痛です。
そして、その待合室で座るのにも困るようだと、
せっかくつかんだお客様を、つまらない理由で、
他院に持っていかれてしまうことでしょう。
最後に、ユニット台数ですが、
1年後の患者数の目標(計画)により決めるのが良いでしょう。
1日平均患者数が15人を超えたら、
3台目のユニットの増設を考えないといけないと思います。
それ以上の増設となると、
スタッフとの兼ね合いで決めていく必要があります。
ただし、1年後の目標(計画)を達成できる可能性は、
それほど高くないでしょうから、段階的に増設していくのが現実的ですね。
とはいっても、先生方もできる限り早期に稼げるようになりたいと思っていらっしゃるでしょうから、増設のタイミングは常に図っていかないといけません。
最近の新規開業の際には、デジタルレントゲンの導入をしているでしょうから、資金的にも2台のユニットで開業される方が多いのではないでしょうか。
そうすると、3台目を増設するタイミングが重要となりますが、
1日平均患者数が15人くらいで増設を検討し始めて、
増設後に、1日平均患者数が20人になっているようなイメージが良いと思います。
また、開業6ヶ月後くらいから、開業当初に来院されたお客様の
再来院が増えてきますから、このタイミングでも良いかもしれません。
4台目以降の増設のタイミングですが、
1人の歯科医師で診れるのは、3台までだと思います。
したがって、4台目を増設するには、医院の広さの問題と、
スタッフをどうしていくかも合わせて考えていかないといけませんね。